1月30日。メキシコ7日目!

昨日に無事に全ての作業が終り、今日はマルゲリータ島から3時間かけてラパスまで移動。でもその前に、今回お世話になった船の船長から昼食に招待されました。
海軍の基地から船で15分ほどの場所にこの島で唯一の集落があります。
午前中に部屋の掃除と片づけを終え、荷物を船に積み込み、午後の1時頃に約1週間お世話になった海軍基地を後にしました。


その後、船長の漁村に到着。
昼食は、、、


「貝のサラダ」と「タイの姿揚げ」
旨い!!!!
何より新鮮なのと、何より付け合わせの手作りサルサソースが美味!
アメリカのテキサスに住んでいたころもメキシコ料理(アメリカのメキシコ料理の多くは「テクスメックス」と呼ばれるテキサス風メキシコ料理。いわいるパチモンであまり美味しくありません。)は食べていましたが、ここまで味に深みのあるサルサソースはうまれて初めて。
どうやらトマトなどの野菜を一度火で炙って、表面を焦がし、コクを引き出しているもよう。
ロバートいわく、本場メキシコ料理のサルサソースは「魔法」であるとのこと。
完全に同意です。
とても美味しい経験をさせていただきました。
実はこれも水中考古学の良い点。
水中考古学は調査では、使用する船や沈没船の情報などで地元の人々の協力が必要不可欠になってきます。さらに良い考古学者は「歴史は政府や研究機関のものではなく、その地に住む人々が所有する遺産である。」という考えを持って、可能な限りその地域の利益になるようにプロジェクトの目的を決めます。
私も仕事の依頼をいただいたときに、そのほとんどの場合、依頼主の考古学者の人柄をもとに仕事を引き受けるかを決めるます。必然的に私の参加してきた調査はどれもチーム内の雰囲気が素晴らしく、地元の人々にも愛され、このように地元の食事やホームパーティーに招待されることが多いので。そこでいろいろな話を聞いたり、一緒にお酒を飲んだりと、普通の旅行では決してできない経験が出来るのです。

おなか一杯になった後で、船長の船に揺られながら本土に戻り、そこから3時間かけてバハ・カリフォルニア・スル州最大の都市であるラパスに戻りました。
温かい勢いのあるシャワーを浴びて、すっきりしてから眠りにつきました。