今回は私が今年依頼を受けて発掘に参加しているスペインの考古学チームが昨年作成したビデオを紹介します。下のリンクをクリックするとスペインのチームのフェイスブックページにジャンプします。
この沈没船の名前はセス・イルメテス (Ses Illumetes)。スペインのこの地方の方言でオイルランプという意味です。下の写真がこの沈没船から大量に発掘されたオイルランプの破片。古代の一般的な照明として使われていました。
リンク先の映像をよく見るとペグド・モーティス・アンド・テノン接合が見て取れます。
水中考古学 (船舶考古学) においてもローマ船の沈没船はレア。学術的にとても重要な研究対象になります。船の種類は違うと思うのですが、時代的には南フランスで見つかったマドラグー・デ・ジアンズにとても近いといえます。
今回の沈没船は1世紀の前半。ちょうど2000年前の船で、私もローマ時代の船の水中調査に携わることも何度かあったのですが、積荷(アンフォラ)の研究がほとんどで、ローマ時代の船体構造の発掘を行うのはまだ2回目です。
2000年前の船の研究、たまりません。
上記の映像および写真提供: IBEAM (Institut Balear d’Estudis en Arqueologia Maritima)
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