大先輩、水中考古学者・井上たかひこさんを訪問。

昨日と今日の2日間、茨城県の大洗へ水中考古学者の井上たかひこさんに招待いただき行ってきました。

井上たかひこさんは法政大学とテキサス農工大学の先輩で、20年ほど前から日本で水中考古学者として研究活動なされています。

私が水中考古学という学問の存在を知り、テキサス農工大学に憧れを抱き始めた20歳の頃、英語が全く話せなかった私にとってその存在は別の世界のおとぎ話でした。そんな時に井上たかひこさんの「水中考古学への招待」という本を読み、井上さんも英語に苦労しながらも学位を取得したという話を読み、「苦労さえすればなんとかなる」ということを知り、テキサス農工大学へ留学することを決意しました。つまり井上さんは私の人生の選択に影響を与えてくださった人物の1人です。

この井上さんは後々知ったのですが、テキサス農工大学の大学院だけでなく、法政大学の先輩でもあり、そんなこともあり2年前の冬に東京で初めてお会いしてからは大変可愛がってもらっています。

井上さんも自身も面白い経歴を持った方で、サラリーマン時代を経て、40歳頃に水中考古学を学ぶために渡米したという行動力の人間。日本に帰国した後はこの学問の面白さを伝えるために何冊も水中考古学の入門書やご自身の体験をまとめた紹介本を執筆されています。

さらに「世界一受けたい授業」などのテレビ番組への出演や博物館での講演などを行い日本国内に水中考古学という学問を伝えて行くための活動を行なっています。日本国内で「水中考古学者といったらまず井上たかひこさんの名前が最初にあがります。

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今回そんな大先輩に招待をいただいて大洗まできたのは、実は明後日から始まる井上さんがリーダーを務める水中調査に関しての打ち合わせを行うためでもありました。20歳の頃は将来自分があの井上たこひこさんと一緒に働けるとは考えもしませんでした。ありがたいことです。

打ち合わせが終わった後は井上さん馴染みの民宿で美味しいご飯とお酒を夜遅くまでご馳走になりました。ありがたや〜。

明後日からプロジェクトが始まります。久しぶりの日本でのお仕事頑張ります!

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