今日はワークショップの参加者だったティモにダイビングに連れて行ってもらいました。
バルト海で潜るのは初めてです。
美しい景色の中を進むと海岸線沿いのいたるところに綺麗な家(ログハウス)が見えました。フィンランドでは都会にアパートを、そして田舎に別荘を持って休日をそこで過ごすのが普通のことだそうです。なんて羨ましい!
今回潜った場所は19世紀の沈没船。ヘルシンキ近郊の水は冷たく、ドライスーツという水が服の中に入ってこない特別なダイビングスーツが必要です。しかも透明度が悪く水深7〜8m以下は光が届かなく大きな懐中電灯などさまざまな機材を装備して潜ります。私も機材を貸してもらって潜ったのですがこんな感じでした。
地中海やカリブ海で潜るのとは勝手が全然違います。今日は透明度が悪く見えるのは1mほど。光も水深10m地点の沈没船には全く届かなく、懐中電灯がないと真っ暗です。懐中電灯の光もぼんやりと目の前を照らす程度。そしてドライスーツとフルフェイスマスクをしていてもとにかく寒い。水温は最低で7度程度でした。しかしながら塩分濃度の低い海水のおかげで沈没船の保存状態は素晴らしく、100年以上前の木材が数年前に沈んだかの様に残っていました。
その後はティモが作ってくれたヘラジカと鹿のステーキをいただきました。食べてごめんね!でも美味しかったよ。
フィンランドの林に囲まれた海岸の景色はとても綺麗でした。貴重な経験ができました。特に驚いたのは塩分濃度の低さ、海水を少しすくって飲んでみたのですが、全然飲めます。むしろレストランで味噌汁がこの薄さで出てきたら訴えれるぐらいの塩っけのなさです。スパゲティを茹でるお湯よりも少し薄い感覚です。次は潜る方の仕事で帰ってきたいです。フィンランド最高。