ギリシャのフォーニ島での古代船水中調査プロジェクトも順調に進んでいます。プロジェクトの様子を写した写真などをここでもアップして皆さんに紹介したいのですが、このプロジェクトはギリシャ政府管轄のプロジェクトで、様々な規制があり個々のメンバーは自由にプロジェクトの考古学に関する情報はアップできません。
なので今回は既にギリシャ政府から許可を受けてアップロードしている。このプロジェクトの公式ウェブサイトの2017年以前の写真をスクリーンキャプチャーという形で紹介したいと思います。
公式ウェブサイト(英語)へのリンクはこちらです。
フォーニ水中調査プロジェクト公式ウェブサイト
このウェブサイトには写真ギャラリーのページがあるのでそこから何枚か紹介します。
こちらが古代船の沈没船の一つ。青の世界に中に忽然と古代船の積み荷(アンフォラ)が姿を現します。このフォーニ島にはこのような古代船の遺跡が53隻も見つかっており、世界最大の沈没船集中遺跡として知られています。
チームにはギリシャを代表する保存技術の専門家も同行しており、分析サンプルとして引き上げたアンフォラを引き上げ直後から保存処理にかけ、どの様な船がどのような積み荷を運んでいたかを明らかにしていきます。
こちらは昨年私が行った3次元測量用の3Dモデルの一つです。これらミリ精度の3Dモデルから様々な考古学的情報を取り出していきます。今年も毎日海に潜って働いています。
日常の一コマ。私は写真を撮られているとも知らずに左側ですごい顔でくつろいでいます。
今回紹介したのは去年(2017年)のシーズンの写真です。しかし私たちが今年もどのような水中遺跡で仕事をしているかのイメージはつかんでもらえたのではないでしょうか?
この公式ウェブサイトのフォトギャラリーには他にも2015年・2016年・2017年の様々な写真が載っています。(ちなみに私が参加し始めたのは2017年からです。)よろしかったらぜひ覗いてみてください。ギリシャの水中考古学プロジェクトがどの様なものかわかると思います。
フォトギャラリー(フォーニ島水中調査プロジェクト公式ウェブサイト)