ISBSA15が始まりました。

Insternational Symposium on Boat and Ship Archaeology 15 (第15回船舶考古学国際学会)が始まりました。水中考古学では水没居住地遺跡や港跡遺跡も扱ったりと、沈没船だけが水中考古学の研究対象ではありません。しかしこの学会は造船史に特化したユニークなイベントで、3年に1度だけ開催されます。国際学会といってもヨーロッパの船舶考古学者が主たる参加者で、各国から学者が集まり最新研究の情報を共有します。今回の私のよう発表をしない研究者も数年に一度の機会なので、一堂に会して学会を楽しみます。

この学会の発表はとにかく船の考古学について。朝から晩まで各研究機関の新たな研究結果の発表が行われていきます。ここまで造船史に特化した学会は珍しく、ISBSAはヨーロッパの船舶考古学では最も権威のある学会として知られています。

学会とは言いましても考古学者にとっては同窓会です。船舶考古学はとても狭い研究分野の世界なので他の水中考古学者とは同僚というよりは友人関係にあります。大学院の教室や発掘の共同生活を経験して仲良くなったけど普段はあまり会えない友人達と、もっともらしい理由をつけて再会できるのが考古学者にとっての学会なのです。

9時から7時までは学会会場で様々な最新研究を聞き議論を交わし、夜はマルセイユの下町を徘徊して地元のお酒を嗜みます。土曜日までの6日間、船舶考古学の最新研究を学びつつ、友人との再会を楽しみます。

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