マルタ共和国に2週間

一昨日からマルタ共和国に来ています。これからマルタ大学で1週間の集中講義を受け持ちます。(最初の1週間は忙しくて大学に缶詰め状態なので、その後に少し滞在を延長していろいろ見てまわりたいといったら、その後に1週間もホテルの部屋をとってくれていました。2週間目は色々な場所を案内してくれるみたいです。役得です。ありがたやー。)

マルタ大学は世界で3番目に古い大学で、私が1週間講義を受け持つ校舎も元はイエズス会の大学として1592年に開かれました。とても由緒ある大学ですが、新たな学科設立にも力を入れており、2017年から国際海洋考古学(Global Maritime Archaeology)の修士課程が設立されました。現在はマルタ大学の教授陣の他に世界各国から水中考古学者を招待して講師陣を構成しており、私もその1人として集中講義を受け持ちます。

教える内容は「3次元測量」の他に「水中文化遺産のデジタル技術を用いたマネージメント」、「東洋美術と西洋船」、「古代船と現代船のデザイン」と広い内容をカバーします。

マルタ共和国に来るのは始めてですが、とても美しいところです。大学院の生徒達も世界各国から集まっており。今日さっそく初日の授業が終わったのですが、とても好奇心旺盛で素晴らしい生徒達でした。私が様々な大学・大学院で教える時にいつも考えていることは、彼らが数年後に私の水中考古学の同僚になるということ。彼らの目線に立ち、彼らの興味と学習欲を掻き立てれるような授業ができたらと考えています。

授業後に生徒達に誘われて一杯。これまでの他の偉い先生方に比べて若い講師ということで喜んでくれています。(アジア人なので実年齢よりも若く見られています。本当は彼らよりも10歳ほど年上なのですが。)

これから6日間の集中講義+ワークショップ頑張ります。

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