昨日からマルタ大学でのフォトグラメトリー3次元測量ワークショップが始まりました。3日間と短いですが朝から晩までのとても濃い内容になっています。修士課程1年目で(水中)考古学を本格的に学び始めたばかりの生徒達にとってフォトグラメトリーは未知の世界。でも楽しみながら学んでくれているみたいです。
インストラクターとして一緒にこのワークショップを手伝ってくれているのがモンテネグロの水中考古学のダルコ(右)とマルタのプロダイバーのジョン(左)。いつもは1人で教えることが多いのでインストラクター側が沢山いるととても負担が軽くなり助かっています。
私とダルコはギリシャとクロアチアで一緒に働いたことがあり、2016年にクロアチアで開催された私の3次元測量ワークショップに参加してくれていました。その後いくつかの水中発掘現場で3次元測量の技術者として働いており、今年の夏から今回の私の依頼主であるマルタ大学のティミー・ギャンビン教授のアシスタントとして働いています。
ジョンは数年前からティミー教授の水中発掘現場でプロダイバーとして働いており、今年の夏のクロアチアのドゥブロヴニクで開かれたワークショップにティミー教授から派遣されて参加していました。今年の夏に行われたティミー教授の発掘で記録作業を率い、教授も大喜びだったそうです。
私とティミー教授は昨年の学会で知り合いずっと誘われてはいたのですが、ダルコとジョンのマルタでの活躍が私への特別講師としての依頼の決め手となったと考えています。優秀な友人に助けられています。
そんな感じでダルコとジョンのおかげで私はこうして綺麗なマルタ共和国の街並みと美味しいマルタソーセージとマルタチーズをふんだんに使ったマルタ風ピザを満喫させて頂いています。ありがたやー。