マルタ共和国の首都、黄金の城塞都市バレッタ。

ここでは私が講義を行っていたキャンパスがあったマルタ共和国の首都バレッタを紹介したいと思います。バレッタは16世紀中頃にキリスト教の聖ヨハネ騎士団によってマルタ島内陸のイムディーナの代わりに新たなマルタ島の中枢都市として東部の海辺に建設された城塞都市です。現在でもこのバレッタはマルタ共和国の首都ととして機能しており、また美しい17世紀のバロック様式の残る歴史のある街並みを見せてくれています。

このどこを取っても美しい街の中で特に荘厳なのが聖ヨハネ准司教座聖堂 (St. John’s Co-Cathedral) と呼ばれる修道教会。16世紀半ばにに建てられた教会の内部は17世紀にかけて豪華なバロック様式に彩られるように改築され、私が今まで見てきた教会の中でもバチカンのサン・ピエトロ大聖堂に次ぐほどの華やかなつくりになっています。

この准司教座聖堂の他にも是非バレッタで訪ねていただきたいのが16世紀中頃に建てられた「騎士団総長の宮殿」(Grandmaster’s Palace) です。バロック様式で彩られた宮殿内の一部は一般公開されており、ともに博物館として併設されている宮殿武器庫とともに見ることができます。

バレットの城壁内には他にも公園や教会がたくさんあり、街中を歩いているだけで素晴らしい景色を見ることができます。

そしてバレッタは雨の降った時の風景と夜の景色も格別に美しい街でした。

黄色の石灰岩で造られたこの城塞都市には黄金の景色が広がっていました。私がこれまで訪れたどの街とも違う様々な歴史と文化が入り混じったマルタ共和国の首都バレッタ、何度も訪れたい美しい街です。

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