大晦日はクロアチア沿岸部の街、ザダー(ザダル)にやってきました。ザダーには私がよく依頼を頂いている国立のザダー大学があり、私も何回も滞在したことがあります。今回はザダーにいる友人たちから招待を受け、年越しを慣れ親しんだこの街で過ごすことにしました。
夜はイレーナ教授のアシスタントとして働くカテ(カタリーナ)(写真左)のお宅でご馳走になりました。カテは数少ないイレーナ教授の発掘チームの生き残りで、私も学生時代から参加し始めた過酷なイレーナ教授の発掘で2012年から今まで生き残っているのはイレーナ教授とカテと私の3人だけになってしまいました。そのため彼女とは7年来の同僚であり、毎年何ヶ月も一緒に発掘中は生活を共にしている親友の1人なのです。
初めてあった当時は学部生だった彼女も現在は博士課程に進みながらイレーナ教授の右腕として大学で水中考古学の教鞭をとり、彼女自身の研究でも世界各国の研究機関で講演するなど、研究者としても活躍しています。
しかし私にとっては妹のような存在で、研究以外の悩みを話し合ったりもできる、とても大切な友達です。カテはマトコと一緒に2015年に半年間テキサス農工大学に留学に来ており、私の研究室で3人で毎日様々な研究をしました。マトコが弟で、カテが妹といった感じです。
話はズレましたが、カテのお宅でユネスコの水中考古学研究所で働く友人のフランカと共にお腹いっぱい食べた後で、カテの彼氏のバーニィとその幼馴染のスティーペ(こちらの2人も私の友人)と合流して、街の中心に向かいました。
そして年明け!その後は街の至る所でひらかれていたコンサートをまわりながら飲みあかしました。
結局朝の5時ごろまで飲んでいたのですが、これはクロアチア人にとってはまだ早めの解散だとのこと。クロアチア人が飲み始めるのが大体深夜過ぎで、3時ごろから盛り上がり、朝の7時ごろに解散するのが普通だそうです。
もちろん私は今までは仕事できていたので、街で朝まで飲んだことは今回までなかったのですが、よくよく考えるとスペインやギリシャでも似たような飲み方をしていました。おそらく地中海ヨーロッパの文化なのでしょう。
30半ばのおじさんの身体にはキツすぎます。しばらくお酒はいりません。
ともかく友人たちのおかげでとても楽しい年越しを過ごすことができました。いい年になりそうです。
2019年もよろしくお願いいたします。