2回目のマルタ共和国

現在は半年ぶりにマルタ共和国で働いています。今回もマルタ大学からの依頼で、これから約2週間お世話になります。仕事内容としては沈没船のモニタリング(現位置保存)の基礎となるデータ作成や、大学院生の修士論文の指導、そしてフィールドスクールの講師と忙しくしています。

マルタ大学からはありがたいことに毎年11月頃に大学院の特別講師をさせていただいており、国際海事考古学(Global Maritime Archaeology)の修士課程で学んでいる7人の生徒たちとは昨年に仲良くなりました。しかしこの修士課程は1年間だけの集中短期型のプログラムなので、彼らが生徒のうちにマルタに戻ってこれるとは思っていませんでした。

しかしながら年明けにマルタ大学のティミー・ガンビン教授から初夏のフィールドスクールやその他諸々を手伝って欲しいという連絡があり、初夏のマルタに来ることができました。

今回も色々な仕事を行うのですが、その中心が生徒指導関連になります。まだ2019年の夏のシーズンが始まったばかりで当たり前なのですが、今年と来年の予定を見比べてみると、なんだが実際の水中発掘プロジェクトでの仕事と同じぐらいの割合で、「ワークショップ」「フィールドスクール」「大学院での講義」の仕事が増えてきています。私が大学院を卒業したての2016年と2017年は全体の仕事内容のなかで「教える系の仕事」は1/5ぐらい、2018年は1/3ぐらいの割合でした。今年と来年は半分ぐらいが教育関係の仕事になりそうです。

正直なところちょっと不本意。生徒さんたちに教えることも好きなのですが、やはり体が動き無茶ができるうちは、まだまだ第一線の発掘現場で時間を過ごしていきたいのです。かといって大学や博物館からの「教える関連」の依頼は断りにくい、、、2・3年後の私は発掘現場で働かせてもらえているのでしょうか?ちょっぴり不安です。

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