九七式軽装甲車、チューク諸島水中戦争遺跡の3Dモデル

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九七式軽装甲車の3Dモデルです。この水中遺跡は太平洋戦争中に沈没した商船「日豊丸」の甲板上で見ることができます。日豊丸は水深40m-43m地点に左舷に大きく傾くように横たわっており、甲板上の車両(水深38m)も大きく左に傾いています。この遺跡は地元や出版物では九五式軽戦車と呼ばれていますが、作成された3Dモデルから確認すると寸法や形状の特徴が九七式軽装甲車と酷似していることがわかります。

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九五式軽戦車は全長が4.38m、最大幅2.06m、高さ2.13m。

九七式軽装甲車は全長が3.68m、最大幅1.8m、高さ1.9mあります。

今回の日豊丸の甲板上の車両は全長が約3.53m、最大幅が約1.8m、高さが1.87mと九七式軽装甲車とかなり近い寸法を持っており、その他にもマフラー(消音器)の形と位置などの外見的な特徴も九七式軽装甲車と一致しています。

これらの状況から、私たちの研究チームは今後この水中戦争遺跡は九五式軽戦車ではなく「九七式軽装甲車」とします。

下の画像は3Dモデルを基に作成した画像になります。

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もしこの戦争遺跡についてより詳しくご存知の方がいたら連絡お待ちしております。

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