今週はアメリカのバーモント州にあるシャンプレーン湖で蒸気船「フェニックス」の3次元測量を行っています。実はこのフェニックスは現在確認されているアメリカの蒸気船の沈没船としては最古のもので、1815年に建造され、1819年に沈みました。つまり今年で没後200年を迎えます。
蒸気船フェニックスはシャンプレーン湖の中心付近の水深30m付近に沈んでいます。こちらがその写真。
決して夜潜った訳ではありません。カナダからの雪解け水と、湖ならではの流れの滞留と、透明度の低さなどの要因が相まって、水深20m以下は漆黒の世界。そして水温なんと7度。極寒です。(バルト海のフィンランドで潜った時の環境と酷似していました。)
シャンプレーン湖で活動する水中考古学者達はしっかりドライスーツを着こなしていました。
一方寒くても15〜17度の夏の地中海を主な仕事場にしている私が持ってきたのはウェットスーツ。超極寒でした。流石に指の感覚がないと写真が撮れないので手袋を購入。(後は靴下も)
ちなみに私は前回(先月)は太平洋のチューク諸島で水温30度の透き通るような水の中で仕事をして来たばかり。
3週間足らずで仕事場の水温差23度。びっくりです。
寒くたって頑張ります。
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