水中の考古学者、初めての登山。

先週末にザダー(ザダル)から車で1時間ほどの場所にあるパクレニカ国立公園に2泊3日で遊びに行きました。誘ってくれたのは友人のディーノとその彼女のイネス。二人とも水中考古学者で、ザダー考古学博物館で働いています。

実は以前から頻繁にクロアチアの友人から数少ない休日に登山に誘われてはいたのですが、今までは発掘期間中や発掘と発掘の合間だったので体力温存のために断っていました。今回は執筆活動中ということもあり、まとまった時間があったので思い切ってチャレンジしてきました。以前のブログでも書きましたが、普段から海辺(及び海の中)で働くことの多い私には「山に籠る」願望があったのでちょうどよかったです。(以前の話した山願望は登山というよりは山間の温泉地巡りという感覚だったのですが。)

山の入り口から約3時間歩くと標高500m程のところに山小屋があり、そこで2泊してきました。誘ってくれたディーノは考古学者として出だけではなく、登山も20年近くこなすスペシャリスト。更に最近ではボランティアで山の洞窟の測量の教室をボランティアで受け持っていたり、冬には山のレスキュー隊にお手伝いとして参加もしています。今回は彼の指導する洞窟測量の集まりがあり、それに招待してもらいました。2日目にこの山小屋から更に2時間ほど歩き、山の中腹にある2つの洞窟の測量と簡単な調査を行いました。

私にとってしっかりとした登山は初体験。とても楽しい時間を過ごせました。

携帯電話の電波の届かない山小屋。だからこそ川のせせらぎや、風になびく木々の音が心地よくエンドレスに聞こえてきます。そして焚き火を囲んで夜遅くまで沢山のことを話しました。雑な雑魚寝と肌寒い朝の空気。こんな心地よい世界があるなんて気づきませんでした。

これは人によるでしょうけど、私にとっての海は「戦場」であり「おもちゃ箱」でもあります。つまり「動」の場所。今回ゆっくりと自然を感じることのできた山は「静」の場所。周りから隔絶されて、自分自身いろいろなことを思い出したり考えたりすることができました。おそらくこれらは海にいたらしなければいけないことが多すぎて出来ないこと。精神的にもいい感じにリフレッシュできました。

それに焚き火のオレンジ色がよかったです。火のオレンジは水の青とは対極の色。ともに揺らめきながら不思議な時間を与えてくれます。何時間でもぼーっとできました。

ちなみに最初の方によくクロアチア人の友人に山に誘われると書きましたが、本当によく誘われるので、私の中でクロアチア人の約50%程は山によく遊びに行くのかと思っていたら、そうではないようです。たまたま私のクロアチアの友人のほぼ全員が水中考古学関係者(考古学者及びダイバー)であり、クロアチアの水中考古学者の80%が登山を趣味としているだけのようです。それ以外の普通の会社員のクロアチア人はほとんど山には登らないとのこと。そうですよね。

私の地元の鳥取にも大山があるので、時間ができたら登ってみたいです。初登山。最高でした。

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