5つ星の街「リヴィウ」

寝台列車に揺られて朝6時に到着したウクライナ西部の街「リヴィウ」。実はこの街には大学院の先輩のウクライナ人一家が住んでいます。

私が尊敬する水中考古学の先輩研究者のタラス・ポヴェニーさんです。以前のブログにも登場したタラスさんはアメリカ生まれのウクライナ人で、17世紀・18世紀のイギリス船のデザインの研究をしています。そして彼は私と同じ沈没船の「復元再構築」の技術を持つ数少ない研究者。彼は私よりもずっと前に卒業していたので面識はなかったのですが、国際学会で知り合い、その後は会うたびに語り明かす(というよりは一方的に色々なことを教えてもらっている)私が尊敬する大先輩です。

そして奥さんのマリアさんは日本語がペラペラ。言語学の専門家で日本のウクライナ大使館で3年間勤めていた大の親日家。そんな関係で以前からとても親切にしていただいていました。

「ウクライナにも是非遊びに来て下さいね」と誘われていたのですが、今までは時間がありませんでした。今回東ヨーロッパを旅しているので、これはチャンスと思い連絡したら快く受けいれてくれました。そんなこんなで2日前から彼の家に居候させてもらっています。

現在滞在中なのはリヴィウというウクライナ西部の街。中世よりバルト海と黒海を結ぶ交易の中心地として栄えていました。

そして現在のリヴィウは、、

最高の街です。街は何故か大量のカフェが溢れていて、ご飯がやたら美味しく、安全で、物価がものすごく安く、街は綺麗。世界遺産に登録もされています。

これからリヴィウについては何回かに分けて紹介したいと思いますが、街は18世紀・19世紀の建物がそのまま残っていて、人々はその中で生活しています。ヨーロッパの普通の観光地は「観光地化」している旧市街地と、現在の人々が生活している新しい街に分かれており、旧市街地はお土産やなどの観光業で溢れています。それ自体は良いのですが、このような観光地ではあまり現地の人々の生活感を感じることができません。

しかしリヴィウの街では旧市街地にまだ地元の人が住み、生活をしており、建物の一階は地元のお店で溢れており、人々で賑わっています。

そんな美しい街に大量に見られるのがカフェ☕️

何故かは知りませんが本当に沢山あります、そしてどの店も人で賑わっています。コーヒーももちろん美味しいのですが、店の雰囲気も最高。

いわゆるチェーン店は少なく、各お店がそれぞれのテーマを持った内装にしておりお洒落!何時間でもゆっくりできます。

カフェ巡りだけでも何日も潰せます。

こちらは旧市街地の一部をコーヒーで検索したものです。小さな赤い点もカフェです。

感覚的には30メートルごとにカフェがある感じ。そしてどの店も独特のこだわりを持っています。カフェ好きの私としてはたまりません。

そして物価は日本の1/4から1/3程。

リヴィウは近年ウクライナの中でも前衛的な街として栄えており、新しいレストランやベンチャー企業を輩出しています。

街も美しくウクライナ各地やポーランドから沢山の観光客が集まりとても賑わってます。

しかしながらこれまで今回の旅で訪れてきたプラハやクラコフと違いアジア人の観光客は全くいません。ウクライナの首都キエフではアジア人観光客は見られるそうなのですが、まだリヴィウのようなウクライナの地方都市には来ていないようです。

ウクライナの若者の多くが英語が話せるので街中を一人でブラブラしていても全く苦労しません。

次回に紹介しますが、ウクライナは料理も超絶品!全く知りませんでした。食べるものがすべて美味い!そして安い。そしてみんな親切!正直私にとってはとても危険な街です。離れたくありません。そして激太りしそうです。

今まで訪れた街の中で一番好きかもしれません。ウクライナ!今まで来なかったのが悔しい!

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