フォルメンテラ島水中考古学フィールドスクール12日目

12日目も16世紀の沈没線遺跡で測量を続けました。今日が水中での実測作業の最終日。2本潜り、昨日まで午後に測量したアンカーと大砲の位置(ローカル座標)を測るためのトライラテレーション(DSM)という測量方法を水中で行いました。

海藻が生茂る中で測量を行う皆さん。すっかり水中考古学者です。大航海時代の船の沈没船遺跡の測量をする技術のある日本人を6人輩出することが出来ました。

こちらは1回目と2回目のダイビングの間。皆さん次の水中作業のための作戦会議を行っています。真剣な顔つき!カッコいい!

こちらは水中の映像。今回の沈没船遺跡は8m〜10mの浅い場所にあります。

さらにさらに参加者の一人の市川さんはROV(水中ドローン)を持って来てくれました。これが物凄い高性能。綺麗な動画や写真をたくさん取っていただきました。そちらも近いうちに公開します。

  

とにかく怪我や事故がなく全てのダイビングの日程を終わらすことができたのが何よりでした。

今日は波が無く穏やかだったので、帰りに船で入れる洞窟に連れて行ってもらいました。とても幻想的!フォルメンテラ島はオレンジ色の土と青の海のコントラストが素晴らしい景色を見せてくれます。

その後は部屋で夜遅くまで実測図の作成作業。これまでに集めた情報を考古学用データとしてまとめていきます。

フィールドスクールも後3日。これからは集めたデータからの沈没船遺跡の実測図作成と「船の考古学」の講義「神聖ローマ帝国の船」と「大航海時代の船」を残すのみ。残りあとわずかです!

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