フォルメンテラ島水中考古学フィールドスクール最終日(14日目)

遂にコロナウイルスの衝撃がフォルメンテラ島にもきました。観光地になっているイビザ島から更にフェリーで行く小さな穏やかな島であるフォルメンテラ島。観光シーズンから外れていることもあり今週の半ばまではとても穏やかでスペイン本土の騒ぎは全く感じなかったのですが、13日(金曜日)にスペイン政府が非常事態宣言を発表してから状況が一変。フェリーや飛行機がキャンセルされ始めたり、レストランを始めほとんどの店が急に閉まり始めました。

本来の予定では14日目に最後の講義をちょこっとして、お昼から夜までお別れ会で盛大に盛り上がるつもりだったのですが、急遽1日繰り上げて土曜日にフィールドスクールを終了することにしました。皆さんも快く応じてくれて本当に感謝です。

朝に出発の準備をして、最後はたらふくスペインの激ウマ料理を堪能して島を後にしました。

そしてお別れの時、いつもこの瞬間が1番寂しいです。今回はコロナの影響でフィールドスクールのキャンセル者や仕事の関係でどうしても途中で帰らなくなったりした方もいたのですが、無事に6人の皆さんと2週間皆楽しい時間を過ごすことができました。目的の沈没船遺跡の実測図も完成し、大成功のフィールドスクールでした。来年はスペインではフォルメンテラ島(水中測量と実測図作成)とマヨルカ島(水中発掘)の両方で水中考古学フィールドスクールを開催します。騒ぎが収まれば夏にクロアチアで水中発掘フィールドスクールを開催する予定です。皆さん今回は本当にありがとうございました。

本来は私もこの後フォルメンテラ島に残り、スペインチームと仕事をするはずだったのですが、皆さんを見送った翌日に帰ることにしました。出国できるだろうか?

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。
search previous next tag category expand menu location phone mail time cart zoom edit close