日曜日に博多開催のフォトグラメトリワークショップが無事に終わりました!





約2ヵ月足らずの間に東京で3回、大阪で1回、福岡で2回と計6回のワークショップを開かせていただきました。1コースが4日なので24日間になります。
参加者も東京の週末コース10名、平日コース10名、測量会社単独開催7名。大阪の週末コース11名。福岡の週末コース10名、平日コース9名。合計で57名の方にフォトグラメトリを使った精密な3Dモデルを作成方法を伝えることが出来ました。



そのなかでも考古学関連会社・測量会社関係者が22名と普段から現場で実際に働いている方たちの参加が多かったのがとても嬉しかったです。彼らはすぐにでも水中調査を企業案件に出来る経験と実績と技術を持ち合わせています。大手の会社から参加の方々も多く、もしこの様な会社として水中文化遺産関連も事業内容の一部と扱っていただけたら、水中考古学を学ぶ学生さんたちの就職先になってくれるはずだと信じています。そのためにもワークショップに来てくださった会社の方々にはフォトグラメトリを使ってがっぽり儲けていただき、会社を拡大していただきたいと考えています。(私は出来た面白いデータを見せていただき、自身の研究に使わせていただけたら代々大満足です。)
さらに学生さんの参加も8名あり、若い世代もこの技術の習得と活用に興味を示してくれていたのがとても嬉しかったです。
また、ダイバーの方々やドローン関係、水中ドローン(ROV)関係、ゲーム業界の方の参加も多く、様々な分野から参加していただけたこともとても嬉しく感じました。

そして懇親会で皆様といろいろな話を聞かせていただいて驚いたのは、水中文化遺産への関心の高さです。プロ(会社)の方も、学生さんたちも、その他の業界の方々も水中考古学にとても強い関心を持っていてくださったことに感動しました。
私はここ数カ月は、コロナで海外での仕事が全て延期となり、4月からずっと日本国内で活動しているのですが、数カ月で沢山の方や企業の方々から水中考古学関係の連絡を頂き、とても良い意味で、目まぐるしく日常が代わっていっています。今までの私は海外での活動が99%を占めていて、国内の状況までそんなに目が向いていませんでした。しかしながら多くの、そして多方面の方々からの関心の多さに驚きつつ、日本国内の水中考古学のもつ可能性にひたすら目を丸くしております。
ただ、近い将来、この素晴らしく面白い学問をやりたいという若い世代(学生や子供たち)が、しっかりと水中考古学を学べるように、これからは多方面のいろいろな方たちと力を合わせ、お力を貸していただきながら、日本の水中文化遺産・水中遺跡の保護と研究のために、自らがしっかり動き、少しでも皆さんに水中考古学の面白さを伝えながら、この学問と歴史に恩返しができるように頑張っていきます。
不謹慎ながらも、このコロナがこの様な機会を当ててくれたので、これも不思議な縁と考え、出来る限りの恩返しをしていきます。


とりあえずは、これにてフォトグラメトリワークショップ行脚の全ての日程を終了します。次回は2021年の春ごろにまた、次は東北を含めて日本全国で開催したいと考えています。
2021年は東京・大阪・福岡に加えて遺跡の多い東北でも開催をしたいと考えています。
しかしながら、もし皆さんのなかで北海道や北陸、中部、山陰、九州南部で、フォトグラメトリワークショップの希望がありましたら連絡ください。6名以上集まるようでしたら日本全国どこでも開催します。
私はまだ海外へ渡航できるめどが立っていないので、2020年と2021年は、ワクチンが出来るまでは日本国内の水中文化遺産の保護と教育普及活動に力を入れていきたいと思っています。
ワークショップで資金が出来たので、これからは日本全国での活動を積極的に再開します。
日本の水中考古学の未来は既に明るいですが、少しでもより眩しいものに出来るように努力します。
日本国内で得たものが、コロナが収まった後に様々な発展途上国での活動と、世界中の文化遺産の保護のプラスになるはずです。
楽しみにしておいてください!!!!!
そしてこれからも沢山お力をお貸しください!!!
そして水中考古学を一緒に楽しみましょう!!!!!!!!