37歳になりました。

昨日（3月21日）に37歳になりました。
昨日はせっかくなので米子に戻ってきて、家族でちょっといい焼肉を食べに行ってきました。お留守番の茶太郎ちゃん不満そうでした。

コロナ禍が世界的に広がり、日本に帰ってきてからもう1年が経ちました。

１年経つのが早いですねー。現地での発掘研究が懐かしいです。

36歳だった一年間を振り返ってみると、様々な良い出来事がありました。「企画」という面ではこれまで以上にないぐらい充実した一年でした。実はこのコロナ禍で「不謹慎だ！」と言われないようにブログなどは全然更新していませんでしたが、結構国内でいろいろな場所に出回っていました。日本国内の水中考古学の認知度も増えてきたようで、いろいろな仕事をさせて貰えています。

この一年は日本国内で本当に沢山の方と巡り合うことが出来ました。多くの小さなプロジェクトから、いくつかの大きな企画まで関わらせて頂いています。本当にありがたいです。

恐らくコロナが無ければ国内でのこの様な繋がりも仕事も出来なかったはずです。つくづく人生は何がどこでどう転ぶかわからないものです。

私は2019年まではほぼ海外で仕事をしていたので、日本国内で仕事が全然出来ませんでした。その為、まさか自分が国内で水中考古学関連の仕事をすることは想像も出来ませんでしたが、多くの方からお声をかけていただくことにより、楽しく充実した毎日を送らせて頂いてます。これから夏に向け沢山のものが形になってきますので、皆様にも水中考古学の研究や面白さを届けて行けるのだと思います。

実は2020年の年末の時点では、2021年6月から海外の仕事を入れており、日本に暫く帰ってこない予定でした。ただコロナが収まる予定が無いので、現在は2021年9月までの海外での仕事は全てお断りさせて頂いています。

海外では国際的なプロジェクトはまだまだ下火ですが、各国単一でのプロジェクトは徐々に始まっていくみたいです。流石にプロジェクトの終了後の国間での移動や、日本に帰ってくるのが大変そうなので、とりあえずコロナが世界的に収まるまでは日本での仕事に集中しようと思っています。

ただ海外でのプロジェクトを心待ちにしている皆さん。安心してください。ありがたいことに既に2022年の依頼がたくさん来ています。なのでコロナが収まった瞬間にまた皆さんには世界中の水中考古学と沈没船遺跡、また様々なおもしろい研究を紹介することが出来そうです。新しいプロジェクトからのお誘いも頂いているので、私自身も2022年が早くも楽しみです。

さて、ですので海外での仕事は2021年の秋以降（コロナが収まらなかったら2022年の春以降）まで横に置いておいて、この一年は日本国内での仕事に集中しようと思います。様々な走り出した国内でのプロジェクトを途中で投げ出すわけにはいきませんし、うまくいけば日本での研究を海外でのプロジェクトにそのまま繋げることが出来ます。そうすれば日本の水中考古学と海外の水中考古学を繋げて、日本の水中考古学を一気に世界最高の水準に持っていくきっかけに出来そうなのです。

なのでこれから（37歳の）一年間は、海外10％：国内90％でやっていこうと思います。そして2022年からは海外60％：国内40％ぐらいで出来るように頑張ります。（ただ日本にはあまり帰ってこないと思います。）

私が幼いころからよく私の母親が「あなたは良い人達と巡り合う運を持っている」と言っています。本当にその通りだと思います。（ようは他力本願なのかもしれません。）

去年出会った皆様との研究・仕事・企画をじっくりと育て上げ、華を咲かせるための一年にします。

ただ2021年のこれからも多くの方とお会いして、国内での研究や企画のプロジェクトを立ち上げていきたいと思っています。是非これからも水中考古学に興味のある皆様は声をかけて下さい。水中考古学を一緒に楽しみましょう。

私も人生のターニングポイントになるような良い一年に出来るように日々精進していきます！

今年一年もよろしくお願い致します。