クロアチアの首都ザグレブで食べたクロアチア寿司を紹介したいと思います。(上の写真はドゥブロヴニクです。)
今回訪れたのは街の中心地にあるジンジャー・スシ。昼食の時間帯に行ったのですが、人気のお店らしく。お客さんで賑わっていました。
目の前で3人のシェフが寿司を作っていて、それがパックに入っており、お客はそのお寿司を持ってレジに行く「小僧寿しチェーン」スタイル。
ちなみにこの寿司屋の親会社がザグレブの別の地区に食べ放題スタイルでも寿司屋をもう一店出しているそうです。
お寿司を握っていたのはクロアチア人の若者達でした。ありがちな日本人シェフの海外進出や、なんちゃって日本人のアジア系移民とかではなさそうです。
こちらが店内。綺麗で心地よい店構えでした。巻き寿司型の椅子がカワユス。私たちは天気もよかったので店の前に設置された外のテーブルで食べることにしました。
今回一緒に寿司を食べたのは私のブログやウェブサイトに何回も登場してくれている、クロアチア人水中考古学者の親友、マトコ。寿司ネタではデンマーク寿司に続き2回目です。
こちらが今回選んだ寿司たち。
やはり握り寿司に比べると巻き寿司の方が主流みたいです。でも見た感じではアメリカ寿司よりも握り寿司や軍艦巻きはしっかりしていました。
食べてみると、、、
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うまい。
ネタも新鮮で、シャリとのバランスも良く、全体的に上手にまとまっていました。かなり日本のオリジナルのお寿司に寄せてきています。
日本の寿司を忠実に再現しようとする中にも少しオリジナルの要素も垣間見れました。
上の写真の左上に見える天ぷらの握り寿司。これが茄子の天ぷらの握り寿司で、これが美味しい。茄子の甘みが酢飯にマッチしていて、うなぎ寿司のタレと酢飯の相性の良さに似たオリジナルの寿司になっています。
そのほかにもエビ天の巻き寿司、テリヤキチキンの巻き寿司。スモークサーモンの巻き寿司など、少し日本ではあまり見かけない寿司も上手にまとまった味になっていました。
明らかにアルバイトのにーちゃん達が調理をしながらここまでの再現度を出してきたクロアチア寿司、侮れません。
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ただ一つ残念だったのが、シャリが強い力で押し固められていたこと。できればもう少しふんわりと握ってもらいたかったです。
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それでは採点します。(基準として日本の寿司を10点、アメリカの寿司を5点とします。)
クロアチア寿司。
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7点!
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独創性(オリジナリティ)という意味ではメキシコ寿司(8.5点)には及びませんが、しっかりと日本の寿司を再現しようという姿勢が感じられました。その中でもみることができたオリジナルの茄子の天ぷら寿司なども完成度が高かったので、7点という高得点をつけさせていただきました。ちなみにお味噌汁もダシがきいてて美味しかったです。
クロアチア寿司、バルカン半島の小国のクロアチア、W杯で活躍したサッカー代表チームのように決して侮ってはいけない存在です。
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ヨーロッパで日本食が恋しくなったらクロアチア寿司をお試しあれ!