今回はトルコで食べたお寿司を紹介したいと思います。
SushiCo (スシコー)
訪れたのは仕事していたトルコのイスタンブール郊外にあるコチ大学近くのSushiCo(スシコー)。イスタンブール内に4店のレストランを持つ人気のチェーン店です。
内装はこんな感じ。寿司はトルコでも高級料理の部類に入るらしく、店内はとても綺麗で高級感が漂っていました。寿司を握ってくれるのは東南アジア系の若い大将です。
今回一緒にお寿司を食べたのはテキサス農工大学の先輩で、現在コチ大学で教授をしているマイク。アメリカ出身の彼はカリフォルニアロールが大好物だそうです。
頼んだのがこちら。手前から「ゲイシャロール」「ボストンロール」「2ウェイ・サーモンロール」「イスタンブールロール」です。
メニューを見た感じだとやはりカリフォルニアロールを代表するアメリカ寿司よりの寿司になっていました。この様な派手な巻き寿司が中心で、握り寿司と海苔巻き寿司が少し(7種類づつ)おいてある感じでした。アメリカ寿司好きのマイクは大喜び。
「ゲイシャロール」は中がサーモンとアボカド、外がキュウリになっています。こちらは薄切りのキュウリのおかげでとてもさっぱりした後味になっており美味しかったです。
「ボストンロール」はウナギ、アボカド、クリームチーズが中身で、外にアボカド。こちらはボストン出身のマイクのリクエスト。美味しいのですが少しウナギのタレの味が強く、クリームチーズもしつこかったです。
「2ウェイ・サーモンロール」はその名の通り中身と外側の両方にサーモンがありました。さらに中にはアボカドが入っており、全体に辛子マヨネーズがかかっていました。美味しかったのですが、少し辛子マヨネーズが強すぎ、あまりサーモンの味を感じられませんでした
「イスタンブールロール」は中身にエビの天ぷらと、アボカド、キュウリ、外側がサーモンの唐揚げでした。まぁまぁ美味しかったです。
この中で個人的に一番おいしかったのはゲイシャロールでした。
握りずしの様子を見るために一応少ないメニューの中からサーモン、赤身、しめ鯖、スズキ、エビを頼みました。ネタも新鮮で美味しかったのですが、少しだけシャリが大きかったです。
感想
今回食べたトルコ寿司はアメリカ寿司をとても意識した寿司でした。実は以前にもトルコ南東の港町ボドルムとコチ大学内の小さな寿司コーナーでも寿司を食べたのですが、こちらもアメリカ寿司寄り。どうやらトルコ寿司はアメリカ寿司をベースにしているようです。
訪れたスシコーさんはネタも新鮮で味は基本的には美味しかったです。しかし残念だったのがシャリ。外国の寿司にありがちなのですが、結構な握力で握られていました。そのため寿司の一貫がとても重い。これは派手な巻き寿司にも握り寿司にも言えることでした。
メニューの中心になってたカラフルな巻き寿司は美味しいのですが、中にウナギのタレや味の強いソースがかかっており、寿司の醍醐味である「魚の旨味」を感じることはできませんでした。味が美味しいだけに、強すぎるソースは少し残念。ソースが無く、外側に薄切りのキュウリを巻いてある「ゲイシャロール」は本当に美味しかったです。
トルコ寿司の総評(日本の寿司:10点。アメリカ寿司:5点が基準)
トルコ寿司
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4点。
味は美味しかったのですが、シャリの圧縮され具合が残念。ソース単体の味が巻きずし全体の味となってしまっていたのも残念。そのためにアメリカ寿司よりも少し下の評価とさせていただきました。材料の組み合わせやバランスはよかったので「とても惜しい、もう少しのお寿司」といった感じです。でも全然楽しめる味なので、トルコ旅行でトルコ料理に少し飽きたら是非トルコ寿司をお楽しみください。
おまけ
こちらはトルコのイスタンブール郊外に位置するコチ大学のキャンパス内の寿司コーナーで発見した「トーキョーサンドウィッチ」。一時期日本でも流行った「おにぎらず」に少し似てます。中はサーモンと海藻サラダ。なかなか美味しかったのですが、ご飯がすごく圧縮されていました。おにぎらずのくせに、物凄い握力で握られてしまったのでしょう。
点数をつけるとしたら、、、、3点。
アイデアはすごくいいと思います。