メキシコのバハ・カリフォルニア・スル州最大の街のラパスでお寿司を食べました。ラパスも大きな港町で魚介類が美味しいところです。メキシコ料理は日本料理とは味付けも見た目も違うので、メキシコの日本寿司がどのようなものか想像できませんでした。ラパスには思ったよりも沢山日本食レストランがあり、メキシコにも日本食が広まっているようでした。今回お寿司を食べさせていただいたのがラパスの中心地の海沿いにあるMAHIという寿司が中心の日本食レストラン。
私が食べたのはカボ・スペシャル(Cabo Especial)。カボとはスペイン語で岬(英語でCape)を意味し、地元の海の幸をあしらったこの店の一押しのお寿司。具材は中が海老の天ぷら、アボカド、キュウリ、そしてマンゴー、外にはハマチのような脂ののったピンク色の魚、そこにレモンの皮をまぶして、ごま油を少しかけてありました。
ウルグアイに引き続き再びマンゴー。嫌な記憶がよみがえります。北米のアメリカのお寿司にマンゴーが使われているのを見たことはなかったので、中米のここに来てフルーツ登場。そしてこの流れが南米のウルグアイまで続くのかもしれません。
期待2割、不安8割で一口、、、、、、
うまい!!!!
マンゴーが甘くなくさっぱりとした風味を、それが海老の天ぷらとアボカドのネットリとした脂っこさを中和してお互いのいいところを引き立てています。さらに外にまかれた魚の脂がとろっとしながら、その上のレモン皮が全体をキュッとまとめ上げていました。何よりも全体のバランスの良さとハーモニーにビックリ。ネットリ・さっぱり・プリプリとしたお寿司に仕上がっていました。
もう一品私の友人が頼んだのが、マンゴー寿司。私のメキシコ人の友人が迷わずこのメニューを頼んで食べていたのをみるとメキシコのお寿司にマンゴーを使うのは珍しくはないみたいです。中身は海老の天ぷらとハマチで、それを豪快にもスライスしたマンゴーで巻き上げていました。そこにたっぷりのマンゴーソースとウナギのタレかけています。こちらも少しいただきましたが、全体的に甘酸っぱく、バランスよくまとまっていて美味しかったです。
メキシコ料理やレモンなどの酸味を上手に使った料理も多く、メキシコ人は酸味の使い方がとても上手みたいです。このマンゴーも完熟ではなく若いマンゴーで、とてもさっぱりした酸味を加えていました。その酸味も酢飯とバッチリ合っていました。やはりアメリカと一緒で握り寿司よりも巻き寿司の方がメキシコでも主流みたいです。
それとおもしろかったのが付け合わせにネギとチリソースと酢漬けのハラペーニョが出てきたところです。これは寿司に対しての付け合わせというわけではなく、前菜などどの料理にもお好みでつけて食べていました。食卓に常にチリソースが何種類ものっているメキシコならではだと感じました。
メキシコ寿司に対して私の独断と偏見による結果発表!(日本の寿司10点、アメリカの寿司5点)
結果は、、、、、、
8.5点!
どちらかというとアメリカ寿司寄りの素材の一つ一つというよりも口に入れた後に混ざった全体の味を楽しむ寿司になっていたのですが、個人的にはアメリカの寿司よりもずっとバランスがよくとても美味しかったです。
お試しあれ!
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