ギリシャ寿司

今回はギリシャの首都アテナで食べた寿司を紹介したいと思います。アテナはアクロポリスを中心に博物館や遺跡があり、その周りにギリシャの人口の約30パーセントが暮らす大都市が広がっております。

一軒目「シサン寿司」

一軒目はアクロポリス周辺の観光街にあるシサン寿司。おそらく中国系のオーナーの店だと思います。東南アジア系のシェフが寿司を作っており、店構えも綺麗でいい感じです。

今回はランチスペシャルの「コンボ3」をいただきました。

コンボ3にはサーモンの握り、エビの天ぷら巻き、サーモンとアボカド巻き、カニカマ巻き、シサン巻き(マグロとアボカド巻きとポン酢ソース)がありました。これで12ユーロ(1550円)でした。ギリシャのレストランのランチとしては少し高めです。

感想

基本的には美味しかったです。店のほかのメニューを見た感じでも握り寿司よりも巻きずしの方が多い感じでした。味はまぁまぁ美味しかったのだけれど少し残念だったのが酢飯(シャリ)。あきらかに米酢ではないお酢を使っていたので、シャリがネタと調和していませんでした。何か惜しい感じのするお寿司でした。

評価(日本の寿司:10点。アメリカ寿司:5点が基準)

シサン寿司、、、5点

全体的にきれいにまとまっていたお寿司だったのですが、米酢をシャリに使っていなかったのでミスマッチな味になっていました。ただ店の看板メニューのシサン寿司はポン酢ソースがご飯に染み込み美味しかったです。今後またこの寿司を食べに行きたいかを考えたときに、アメリカのお寿司と同じぐらいに感じたので5点にしました。

二軒目「仲間寿司」

二軒目はアクロポリスの北側に位置する住宅地にある仲間寿司。地元のギリシャ人で賑わっていました。

ここはシェフの一人が日本人だと思われます。しかしながらメニューのお寿司はギリシャ人向けにかなりアレンジされていました。観光地のど真ん中にあるわけではないので値段も良心的でした。

今回は「ダウンタウン巻き」(写真左。マグロ、アボカド、仲間ソース。6.5ユーロ:830円)「オー・ラ・ラ・寿司」(写真右。サーモンとトビコ巻きの天ぷら。6ユーロ:770円)、

そして「レインボー巻き」(カニカマとアボカド巻きとエビ、タイ、マグロ、サーモン。5.5ユーロ:705円)を頼みました。

感想

日本人シェフが作っているだけあってさすがにすごく美味しい。しかし巻き寿司を中心にしたメニューはしっかり現地のギリシャ人の好みに合うように変化させていました。こちらはしっかりとシャリにも米酢をつかっていて、シャリとネタのバランスも良くできていました。

評価(日本の寿司:10点。アメリカ寿司:5点が基準)

仲間寿司の点数、、、

8点。

お寿司の傾向としてはアメリカ寿司に近いものがありました。しかしながらしっかり味とバランスを考えた寿司になっており、とても美味しくいただけました。見た目も変に派手にすることもなく、しっかりと魚の味も味わえることの出来ました。美味しさはメキシコ寿司に近いものがありましたが、そこまでオリジナリティは感じられなかったので8点にしておきます。

ギリシャ寿司の総評

ギリシャ寿司の点数

7点。

ギリシャの寿司はスタイル的にはアメリカの寿司に近いものがありましたが、一つ一つの素材の味を生かしたつくりになっていて、全体的に完成度の高い巻き寿司をつくっている印象があります。寿司にかけてあるソースもその店のオリジナルのものが多く、「正しい方向への進化の途中」という印象でした。

ギリシャで変化しはじめた巻き寿司、、、

お試しあれ!

最後に「仲間寿司」でみつけたこれ、

ありがとう「御手も登」!

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