約90年前の帆船を見学に行きました。

今日の夕方はバイキング船博物館の職員のデーナに誘われてコペンハーゲンに停泊している帆船のソーランデット(Solandet)を見学に行きました。ソーランデットは1927年に作られた帆船です。この時代に船の主流は既に蒸気船に移行しており、この帆船も商業目的ではなく若い生徒たちにセイリングを教えるための学校兼教材となることを目的に造られました。それから90年以上たった現在もその役目を担って、若い世代のセイリング学校として使われています。

この船の船体上部にあるマストと帆と、それを操るロープなど、船の推力と操縦を司る部位全てを合わせてリギングといいます。

これら全ての部位に機械的な意味があり、複雑かつ効率的に機能することによって帆船を航海させることが可能になります。

デーナは昔この船でセイリングを学んでおり、様々な細かいリギングの規則などをわたしにも紹介してくれました。

私も帆船のリギングは大好きな研究テーマで、特に大航海時代(16世紀と17世紀)のポルトガルとスペイン船のリギングについては学生時代にたくさん研究しました。

私の中ではリギングこそ帆船の美しさの最高点であり、マストとヤード(帆がぶら下がっている帆桁)の間を優美に張り巡らさせたロープの幾何学的な美しさは堪りません。船マニアのツボをえぐるように刺激する美しさなのです。

今回案内してくれたデーナ(左)とその友人のリアム(右)には感謝。

私も以前に考古学的資料と歴史的資料から復元した船の3Dモデルをアップしています。リギングは細かいところまで作っていますのでズームしてみてください。(携帯でしたら指二本でタッチして広げるとズームできます。)

 

南蛮船(16世紀後半〜17世紀初期のポルトガル船)の復元3Dモデル

 

とにかく今回伝えたかったのは、帆船のリギングは美しいんだということです。

 

<発掘プロジェクト>

<船の考古学>

<おまけ>

 

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