フィンランドサウナ初体験!

今日はワークショップが終わった後、参加者のオジ様達にフィンランドのサウナに連れて行ってもらいました。

フィンランドでサウナは彼らの生活の一部とも言えるほど重要なもので、日本のお風呂や温泉文化に勝るとも劣らないものがありました。

サウナ自体の大まかな作りは日本とそれほど変わらないものの、その温度と湿度の違いは明らか!サウナに入って最初に彼らが焼け石に水をかけた時にはその熱蒸気に思わず「死ぬ!」と思いました。耳は千切れるように痛くなり呼吸もままならないほどです。サウナ内に何人かいた外国からの観光客はたまらず外に避難していきました。しかしながら室内のフィンランド人はみんな落ち着いた様子。半分パニックになっている私に対して、「これでいいんだ。まぁ落ち着け」といってきました。確かに峠を超えると痛みには慣れてきて汗が気持ちいいぐらいに噴き出てきました。

5分ぐらい経ったら外に出てサウナの建物の前にある海に浸かりに行きます。夏と言えどもフィンランド。水温は9度です。私たちが海に潜る時は水温が20度以下になると7ミリの厚さのウェットスーツを着ます。15度以下では基本的にドライスーツを着ます。水温9度の水に無防備の格好で浸かるなんて馬鹿げていると思いながら見よう見まねで海に飛び込む 。すると、、、

やっぱり「死ぬ!」、と思いました。足の指先と睾丸に捻り上げられるような痛みがあり、約10秒ほどでギブアップ。上にあがりました。でもこれが水の正しい浸かり方だそうで、フィンランド人の友人達も20秒ぐらいで上がってきました。

すると身体と頭がスッキリ!全く寒くありません。茹であがりのうどんを冷水に通した感じの爽やかさです。そのあとは室内の暖炉の前で20分ほどのビールを飲みながらリラックス。少し寒くなったらまたサウナに戻ります。これの繰り返し。

最初は死ぬかと思った熱風も、死なないと分かっていれば逆に痛気持ちよく、体の芯まで面白いほど温まります。その後の海水は何度やっても冷たかったですが、このサイクルを繰り返すほどに段々サッパリと気分が晴れてきます。結局2時間半ほど色々な世間話しつつをリラックスしながらサウナを楽しみました。

このように友人と集まりながらサウナを楽しむのも文化の一つだそうです。日本風にいう「裸の付き合い」なのでしょう。彼らは1人でも週に2回〜4回、友人とは最低週に一回はサウナに行くそうです。

サウナ後も身体の芯は暖かいままで、何より頭がスッキリ、身体はサッパリ。でも心地よい疲れがあります。日本の熱い風呂上がりのトロンとした感じとも全く違う新感覚。恐らく「いままで湯船につかったことのないオーストリア人が初めて日本の温泉に入った時の新感覚と衝撃」に似たようなものを私も受けています。それほど新感覚です。

確かにこれはフィンランド人にとって生活の一部、そして国を代表する文化に成り得ただけの理由があるのだと理解できました。フィンランドサウナ、衝撃の良さです。日本のサウナや他国のサウナとは全く違ったものでした。

サウナ後はみんなと夕食をとりながらもう一杯。幸せな新発見と時間でした。

これだけ読んでいただいていると、私がただただフィンランドを満喫してるだけに見えるかもしれませんが、日中はしっかり働いています。

ただ思いっきり満喫もさせてもらっています。

フィンランド、、、最高です。考古学やっててよかった!

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