ドゥブロヴニクに帰って来ました。

水中発掘を行うためにクロアチア南部にある世界遺産の町ドゥブロヴニクに帰って来ました。ドゥブロヴニクに来るのは今年2回目。前回の6月は発掘ではなく、考古学者向けに3次元測量のワークショップを行いました。そのワークショップには世界11カ国から19人の考古学者が参加してくれました。朝から晩まで続いた講習の後には毎晩近くの小さな湾の埠頭に座って飲みながら、みんなで色々な話をして過ごしました。今でも昨日のことのように覚えている、一夏のいい思い出です。

そんな友人たちとの楽しい思い出もあり、ドゥブロヴニクは私が世界で最も好きな町の1つになっています。城壁の中には中世の街並みが残っており、小さな門をくぐるとまるでタイムスリップしたような錯覚におそわれます。こんな場所で考古学の仕事ができるなんてとても幸せなことです。

今回のドゥブロヴニクでの滞在は水中発掘作業がメインです。とはいってもいつものような沈没船遺跡ではなく、15世紀に建設された埠頭跡の発掘を行います。私はいつも通り水中測量と記録作業を一任し、作業日数は約10日間を予定しています。水深が浅いため長時間の水中作業になると思いますが、ドゥブロヴニクで水中発掘が出来るなんて又とない機会。楽しみです。

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