「沈没船の物語」博多講演会。

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祝日だった先週の月曜日、九州大学の主催で「沈没船の物語」という一般向けの講演会をJR博多駅の駅ビルでさせていただきました。発表者は九州大学の菅教授と九州国立博物館の佐々木先輩と私です。もともとは去年の夏ごろに菅先生と話していた時に出てきたアイデアだったのですが、わずか半年後に実現できました。佐々木先輩にも協力を仰ぎ、私たち3人が講師となり、船の考古学とはどのような学問かということをわかりやすく紹介させていただきました。

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博多の駅ビルの会議室を借りてのイベントだったのですが、事前予約だけで60人以上、当日参加を含めると100人近くの方におこしいただけることができました。

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一番手は私で、「西洋の船:神話の船から大航海時代まで」という題目で、主に古代船を中心に地中海や北欧の船がどの様に大航海時代の船に至るまでの進化を遂げてきたのかを紹介させていただきました。

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続いて佐々木先輩に「東洋の船:沈没船が語る真実」という題目で、海のシルクロードを逆にたどりながらアジアの船の発達とその構造について紹介してもらいました。

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そして最後に菅教授が「最新技術がとらえる沈没船」という題目で、マルチビームやフォトグラメトリーといった最新技術を用いた水中促進の事例と、その技術の沈没船研究への応用と可能性について紹介していただきました。

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私にとって日本国内でこの様な日本語での講演は初めてでした。海外では何回も英語で一般向けの講演などはしていたのですが、やはり日本語だと勝手が違います。正直緊張しました。その点、菅教授や佐々木先輩は慣れたものです。しかしながらなかなか評判もよく、たくさんの方に楽しんでもらえたみたいです。今後も地道にこのような機会を設けさせていただき、船の考古学の面白さをより多くの方に知ってもらえるような活動を続けていきたいです。

そして講演会の後は菅先生と佐々木先輩と先生の研究室のさの君と飲みに行きました。講演会が4時に終わったので、10時ごろまで6時間近く飲んでいました。博多はご飯もお酒も抜群でした。

地元テレビ局の夜のニュースで45秒ほど講演会の説明があったそうです。ありがたやー。

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