現在はトルコのイスタンブールにあるコチ大学で水中考古学を学ぶ大学院生ための3次元測量トレーニングをしています。今回はこの「コチ大学」の紹介を軽くしたいと思います。
コチ大学は20世紀のトルコの大富豪ヴァフビ・コチ氏が設立したトルコ最大のコチ財団によって1993年に設立され運営されている私立大学。新設校ながら世界の大学ランキングにランクインするなど、すでにトルコ国内で最上位の大学となっているそうです。場所はイスタンブール北部郊外の山の頂上にあり、辺りを森に囲まれた静かな場所。重々しい警備のある門を通過して車でしばらく進むと建物が見えてきます。
入ってびっくり、まるでどこかの複合リゾート施設かのような建物と内装。駐車場に停まっている車も高級外車多い気がします。2003年に現在の場所にキャンパスを移すと世界各地から優秀な研究者を教授として招待して、それを売りに優秀な生徒を集めたそうです。そのためトルコの中でも珍しく授業は全て英語で行われ、なんか育ちの良さそうな生徒さんばっかりキャンパスをさっそうと歩いています。
こちらは大学内に何か所もあるカフェテリアの１つ。何よりも羨ましいのはそのカフェテリアの数。なんと各建物に１つはスターバックスよりもお洒落なカフェが併設されており、学生たちがリラックスしながら勉強しています。
フードコート内に小さな寿司屋を見つけました。
大学内は広くとにかく豪華、所々の中庭には美術的なオブジェがたってたり、建物内の廊下にコチ家が所有している骨董品や美術品が展示しています。
「国を支えるのは若い優秀な人材だ」というヴァフビ・コチ氏とコチ家の信念のもとに莫大な寄付を受けて建てられ運営されている大学。こんな大学も世の中にはあるんだなぁといい勉強になりました。こんないい大学で勉強できる生徒が羨ましいです。さらに留学生には奨学金プログラムが用意されており、トルコ人の役半額で授業を受けれるとウェブサイトにありました。学費は1年間で90万ほど。ビザンティン帝国の水中考古学も勉強できます。
こちらは先述の寿司コーナーで買ったトーキョーサンドウィッチなるもの。一時期日本でも流行った「おにぎらず」に少し似てます。中はサーモンと海藻サラダ。なかなか美味しかったのですが、ご飯がすごく圧縮されていました。おそらく物凄い握力で握られたのでしょう。