授業3日目、水中記録の練習

ブルガリアでのフィールドスクールの講師3日目。今日はいよいよ水に潜っての記録作業を教えました。

これが今回の調査現場。古代ギリシャ時代と古代ローマ時代につくられた城壁が湾内に沈んでいます。これらの水没遺跡を教材として使用しての授業を行います。

水中遺跡の場所の透明度は2〜3m程とそこまで透明じゃありませんが、景色はとても綺麗な場所です。黒海も悪くありません。ちなみに海水もそこまでしょっぱくなかったです。

潜る前にしっかりと作業の打ち合わせ。水中では会話はできないため、水中考古学の作業においては個々がしっかり自分の作業内容を把握して作業することが大事になります。

最終確認。

入水。

記録作業開始。

そして午後は取って来たデータを使いフォトグラメトリーで実際の3Dモデルを作成しました。

陸上でのフォトグラメトリーと違い、水中でのフォトグラメトリーは透明度、対象物との距離、撮影間隔、カメラのセッティングなどがしっかり噛み合わないと考古学データとして使える3Dモデルは出来上がりません。生徒の多くも陸上との違いに苦労していたみたいです。しかしこればっかりは遺跡の場所によって環境が全く違うので、システムを理解した上で水中での経験を積んで覚えてもらうしかありません。これが第一歩だよ、頑張れ若者。

ちなみに私は暴食が過ぎてお腹が出て来ちゃっています。

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