Breaking the Surface 2018

かっこいい名前ですが、学会の名前です。

Breaking the Surface: International Interdisciplinary Workshop of Marine Robotics and Applications

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毎年クロアチアでは10月の第一週に海洋ロボティック(海洋工学)を中心に海洋エネルギー学・海洋地質学・海洋生物学・海洋考古学など様々な海洋関係の学問の研究者がそれぞれの最新の研究を発表しあう学会が開かれているます。2016年と2017年に発表をさせてもらったので、今年は参加予定はなかったのですが、先週の金曜の夜に連絡があって、急遽これなくなった発表者がいるので代わって月曜日に発表してくれないかといわれました。以前の学会で大会を運営してる研究者とも仲良くなっていたので受けはしたのですが、この学会の発表は普通の学会と違い(普通の学会は大体20分程度)、各研究者の発表は講義(レクチャー)と呼ばれ45分間話さなければなりません。そのため土曜日と日曜日は準備に追われていました。

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前回と前々回は水中考古学における3次元測量とデータの活用についてを話させていただいたのですが、今回は何でもいいから話してくれと言われたので、少し趣向を変え、船の考古学がどのようなものなのかを話させていただきました。

この学会は様々な海洋関係の学問が最新の研究を発表しながら、どの様に協力していくかを探すための学会です。しかし、当然ながら海洋工学や海洋エナジー工学の専門家は私たち水中考古学者がどのような研究をし、どの様な知識を探求しているのかは知りません。今回このBreaking the Surfaceの学会は第10回の記念大会だったので、ちょうどよい機会だと思い、簡潔に古代地中海の古代船の進化について話させていただきました。

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これから各学問と協力して、有益な情報を得られたとき、考古学者が解きたい謎はどのようなものかということを共有させていたきました。評判も良く、代行の仕事を果たせたと思います。

招待された研究者は4つ星ホテルにただで泊まれ、夕食後は毎晩お酒が振舞われるのもこの学会の良いところ。数日間堪能させてもらいます。

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