菅先生クロアチア到着

九州大学の菅浩伸教授がクロアチアにいらしてくださいました。今回のBreaking the Surfaceのゲストスピーカーの1人です。菅先生とは2年前にオーストラリア学会で初めてお会いさせていただいて、それから日本で一緒に研究をさせていただいています。去年も久米島で一緒させていただきました。

下の写真は去年の久米島での調査チームのものです。懐かしいなー。久米島はみなさん親切でご飯がすごく美味しかったです。

久米島水中測量プロジェクト

その後も度々先生の研究室に招待いただき共同研究を進めていました。菅先生は地形学と地質学の専門家で、その知識を活かし海底のマルチビーム(音響探査装置)を使った3次元地図作成を行なっており、その世界の第一人者として様々な国で共同研究を行っています(菅教授研究室)。去年は久米島で私の写真実測と先生の音響探査を組み合わせた全く新しい海底の3次元地図作成に成功しました。

その研究内容が今回の学会運営委員の目に留まり、菅先生を日本から招待するに至りました。

先生の発表も当然ながらとても評判が良く、これからも先生とは様々な共同研究を継続させていただきながら、新しいデータを作り出せていけたらと感じました。

改めて菅先生はとても偉く、超絶優秀な研究者の方なのに、とても優しく物腰が柔らかく、将来先生のような研究者になりたいと感じさせてくれる人です。今回先生にはお忙しい中わざわざクロアチアまで来ていただいてとても嬉しい限りです。

このブログの常連マトコもデンマークからクロアチアに帰ってきて、クロアチア水中考古学者の共同研究成果発表のために学会に到着しました。先生とマトコは1年ぶりの再会になります。

昨日は先生に私たちクロアチア水中考古学チームの本拠地のアパートまでお越しいただきました。物質の分析の仕方やどのような計測機器を使用するかなど私には少し難しい話をクロアチアの水中考古学者としていらっしゃいました。先生はクロアチアには学会開催中の1週間しかいらっしゃらないですが、たくさん満喫していっていただきたいです。

余談ですが、先生はよく現場に出て仕事をしておられるので色が黒い。先生は色が黒いなと思いつつ、こうして2人の写真を見ると私も色が黒いと気付かされます。2人とも地黒というわけではないのですが、外での仕事が多すぎるみたいです。2人で歩いていたら誰も私たちを日本人だとは思わないでしょう。ブログの写真を見ながらふと感じました。

菅先生クロアチア到着」への1件のフィードバック

  1. Miy Hanakura (nonoltuti) 2018年10月5日 — 3:29 AM

    こんばんは
    いつも頑張っていらっしゃるお姿をブログにて拝見させていただいております。
    難しい研究内容を、現地の風景や生活も含めてわかりやすく書かれているのが嬉しく、また大きな興味を感じつつ、今後も楽しませていただこうと思っております。
    慣れてらっしゃるとは言え、日本とは違う気候風土の中、どうかくれぐれもお身体お厭い下さいますよう(^^)

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