フォルメンテラ島フィールドスクール:2日目

穏やかに見えますが、強風の為湾の外は大荒れのフォルメンテラ島。機材や久しぶりに潜る皆さんのためのチェックアップダイビングの予定していたのですが、そちらはとりあえず延期。

早速「船舶考古学」の授業を始めました。

今日は「水中考古学概論」と「エジプトの船」について学びました。

ハヴィからは今回のプロジェクトで測量する16世紀前半の沈没船の説明。前回のポートクリストもそうですが、フィールドスクールといえど、今回も働くのは完全なプロフェッショナルな現場です。

スペインの考古学研究組織から私への依頼を「タダで仕事の依頼を受けるから、その代わり日本人を連れてきていいか?」という滅茶苦茶な約束で成り立っているこのフィールドスクール。考古学者以外の外国人が重要な水中遺跡に立ち入れるのはそんなカラクリがあるのです。

なのでフィールドスクールといえどもガチです。(他の考古学者の方がこのシステムを聞いたら「嘘だろ!?」と思うでしょう。常識には囚われません。)

そしてこちらもスペインでのフィールドスクール恒例になっている、「アンドレア先生の日常会話スペイン語講座」。スパルタです。

今日は午前も午後もたっぷり講義でした。

強風で海に出られなく、少し時間があったので今日も島内めぐり。4000年前の遺跡などを見て回りました。

半年ぶりの西地中海の海の色。本当に世界中の海は様々な「青」を見せてくれます。

夕食はハヴィとアンドレアがスペイン風オムレツを作ってくれました。参加者もお手伝い。なぜこんなシンプルな材料でここまで美味しい料理ができるのか?謎です。

まだまだ始まったばかりです。

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